ガン防止のための日常生活
三大成人病(ガン、心臓病、脳卒中)のなかでも、特に働き盛りの40代~60代の死亡率1位に君臨し、しかも患者数は今もなお増加の傾向をしめしているガン。何とか、予防をと、思うのですが、残念ながら、ガンを完全に予防することは不可能です。しかし、発ガン遺伝子を刺激しないようにすることは可能といわれています。基本は、食生活と運動です。
それでは、どのようなことが有効で、また実際に私たちの生活のなかで実行可能なのでしょうか。国立がんセンターが提唱する「ガン防止のための日常生活12か条」をご紹介します。
1.偏食をしないでバランスのとれた食事をする。
2.毎日、変化のある食生活をする。
3.食べすぎを避ける。
4.深酒をしない。
5.タバコを減らすか禁煙する。
6.適量のビタミンと、たくさんの繊維をとる。
7.塩辛いものを多量にとらない。
8.あまり熱いものは食べないようにする。
9.カビの生えたものを食べない。
10.日光に当たりすぎない。
11.疲れやストレスをためない。
12.身体を清潔に保つ。
これらは直接、がん細胞に働きかけたり、発ガン遺伝子を根絶するというものではありません。しかし食生活を改善し、適度な運動を行うことで抵抗力をつけることができます。精神的にストレスを発散させることも大切です。ガンを寄せ付けない心と身体を作るということが、非常に有効な予防法となるのです。さらに、たとえガンになってしまったとしても早期発見によって対処可能な場合が多々ありますので、定期的に検診を受けることも大切です。